明治2年。
イギリスから「中ヨークシャー種」という豚が初めて日本に輸入されました。イギリスのヨークシャー州原産で、大ヨークシャーと小ヨークシャーの交配およびヨークシャー州を中心に飼育されていた白色系の豚との改良によって1885年に成立した品種です。当時、中ヨークシャー種の柔らかく濃厚な味は、多くの日本人に愛されました。そして、中ヨークシャー種は瞬く間に日本中に広がり、全国の飼育豚の80%%以上を占めるほどになります。
しかし、東京タワーの建設とともに近代化の波は否応無く日本全土を飲み込んで行くこととになります。昭和32年(1957年)、養豚業界にも海外からランドレースをはじめとした”経済効率の良い”大型種の豚が続々と輸入されてきました。それに加え繁殖性、産肉性、発育性が劣ることなどを理由に中ヨークシャー種は飼養頭数を減少していくことになります。中ヨークシャー種は非常においしい豚肉でありながら、生産者からすると儲からない経済効率の悪い豚肉だったのです。現在日本では品種改良をされたLWDという大型の 経済効率のよい豚が80%以上を占めるようになっています。一方中ヨークシャー種は一時期全国でたったの7頭までその数を減らし絶滅品種とまでいわれ、年間約1600~1700万頭が出荷されている現在の養豚業界の中では“超”がつく希少な豚になってしまいました。本国イギリスでも中ヨークシャー種の原種が途絶えたこともあり純粋な中ヨークシャー種は非常に少なくなっています。弊社富士農場サービスでは純粋中ヨークシャーの原種を保持し、さらに品質を保つ努力をしております。現在、国内の純粋中ヨークシャーの半数以上は弊社が保有しております。
現在日本で飼育される豚の純粋品種は6種類です。
そして、純粋豚6品種を全品種保有しているのは、
国内では「桑原 康」の運営する「富士農場サービス」だけです。
中ヨークシャー
イギリス原産の中型白色豚。
ずんぐりとした体系と大きな頭、しゃくれ上がった鼻が特徴。
全品種中もっとも筋繊維が細かく柔らかく、脂肪の質にも優れ美味な豚肉とされている。
現在では数を減らし、世界的な希少種。
バークシャー
イギリス原産。黒色で鼻先と四肢の先と尾の先の
計6ヶ所が白い「六白」といわれる毛色の特徴を持つ中型種。
肉質はやや暗色を帯るが、繊維は細く軟らかく優れている。
日本で「黒豚」と表示できるのは、バークシャーの純粋種のみ。
ランドレース
デンマークの在来種に大ヨークシャーを交配して日本に定着させた品種。
被毛は白色、耳は垂れていて体長が長く、後躯が充実している。
背脂肪が薄く赤肉率が高く、発育も極めて早いのが特徴。
赤身の割合が高い。
大ヨークシャー
イギリス原産の白色豚。
白色、大型の品種。赤肉率が高く、加工用の原料として使われることが多い。発育も早く、純粋種としてはランドレース種についで多数飼育されている。
また、繁殖能力にも優れ、雑種交配時の母豚に適している。
デュロック
アメリカ原産の赤色豚。大きなロースと、光沢のあるピンクの肉質が特徴。
霜降りが入りやすい肉質で、雑種交配時の雄系品種
ハンプシャー
アメリカ原産。体は黒色で背から前肢にかけて帯状の白斑(はくはん)がある。
皮下脂肪が薄く、野性味のある肉質が特徴。発育が早い。
Arealive(エリアライブ)
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